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この地域が開発されれば、このダーリングハーバーの重要な交通が完全に確保されることになります。
○こちらは、ダーリングハーバーの2000年の想像図です。ダーリング・パークの開発も完成しております。セカ・ワールド、ポンプハウス・タワー、更にシドニーのコンベンションやエキシビションセンターの拡張も予定されております。
幾つかの開発問題があるところを簡単にお示ししておりますが、この場所は、現在、会場でのパッセンジャー・ターミナルとなっております。この場所、乗り合いに関しては、シドニー港湾当局からのプレッシャーがかかっております。また、こちらの開発にもプレッシャーがかかっておりまして、こちらにカジノがありまして、この地域全体は住宅地域と商業用地域として取ってあります。この地域は現在800人ぐらいしか居住しておりませんが、将来は2万人の居住地を造る予定になっております。
(スライド終了)
以上が私のお話でしたが、こちらに参りまして、日本のいろいろな方たちとダーリングハーバーのことを短い時間お話ししてまいりまして、少し考えていることがありますが、ダーリングハーバー・プロジェクトは、大変強力な権限が法律によって与えられているわけでありまして、それが適切かどうかといった問題があります。
もう1つの問題は、これだけ多くの活動を一つの場所に集中させることが適切かどうかという問題がありますし、その結果どういったことが起こるのか、また、すべてがダーリングハーバーに集中していることで、ウォーターフロントはどうなるのかという問題があると思います。
もう1つは、このようなプロジェクトは商業的なべースが何なのかということです。ダーリングハーバーは人のための場所として造られております。ですから、ダーリングハーバーを人々に返す目的で造られております。政府にとっては、ダーリングハーバーは主な、また重要なインフラ整備プロジェクトであります。シドニー・コンベンション、エキシビションセンターが重要となっております。シドニー全体にとっても重要な意味を持っているわけです。ダーリングハーバー・オーソリティーは、州の財務当局にその利益を返す予定にしております。同時に、このプロジェクトへの公共のインフラ整備が必要です。また、清掃、セキュリティ、娯楽といった施設を提供する必要があります。
私のお話は以上です。後ほどご質問にお答えしたいと思います。ありがとうございました。(拍手)

 

 

 

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